2025年の音楽シーンを総まとめする年間チャート「Billboard JAPAN Artist 100」。今年の総合首位を獲得したのは、勢いが止まらないロックバンドMrs. GREEN APPLEだった。Hot 100(総合ソング)とHot Albums(総合アルバム)を合算した本ランキングで、ミセスは2年連続の年間1位を達成。さらに今年は、CD(3位)を除く全指標(ラジオ/ダウンロード/ストリーミング/動画/カラオケ)で1位を獲得し、圧倒的な強さを見せつけた。
ミセスが年間1位となった理由
Hot 100では2024年リリースの代表曲「ライラック」が1位を獲得し、計22曲がチャートイン。Hot Albumsでは『ANTENNA』(年間2位)、『Attitude』(年間3位)を含む計8タイトルがランク入りした。特筆すべきは、Artist 100で2年連続首位を同一アーティストが獲得したのは史上初という点であり、ストリーミング時代を牽引する存在としての地位を確固たるものにした。
メンバーのコメントから見える“音楽への姿勢”
- 大森元貴:「嬉しいです。重みも感じますが、背負いすぎず楽曲作りを楽しみたい」
- 若井滉斗:「『ライラック』が2025年も愛されていることが嬉しい」
- 藤澤涼架:「楽曲が皆さんに届いていることを実感できて嬉しい」
歴代 Artist 100 年間首位アーティスト
- 2024年 Mrs. GREEN APPLE
- 2023年 YOASOBI
- 2022年 Ado
- 2021年 BTS
- 2020年 Official髭男dism
- 2019年 あいみょん
- 2018年 米津玄師
- 2017年 星野源
- 2016年 AKB48
2位〜10位:2025年の主要アーティスト
◆2位:back number
計8曲がHot 100に入り、「ブルーアンバー」「高嶺の花子さん」などのロングヒットが存在感を発揮。「クリスマスソング」も年間74位と根強い人気を示した。
◆3位:米津玄師
前年8位から大幅ランクアップ。「IRIS OUT」が年間4位となり、アルバム『LOST CORNER』も高順位を獲得。独自の世界観が強さを支えた。
◆4位:Vaundy
昨年に続く4位。ストリーミングでの安定した再生数が特徴で、幅広い層から支持を受け続けた。
◆5位:HANA(初登場)
2025年の最注目新人。デビュー初年度でトップ5入りという快挙を達成。SNSから火がつき、一気にスターダムに駆け上がった。
◆6位:Snow Man
CD売上の強さに加えて、デジタル解禁が躍進を後押し。『THE BEST 2020-2025』のデジタル配信でストリーミング24位、DL5位を獲得し、総合力でランクアップした。
◆7位〜10位
- 7位 Official髭男dism
- 8位 藤井 風(7ランクアップ)
- 9位 YOASOBI
- 10位 ちゃんみな(48位→10位の大躍進)
トップ20 ランキング一覧
- Mrs. GREEN APPLE
- back number
- 米津玄師
- Vaundy
- HANA
- Snow Man
- Official髭男dism
- 藤井 風
- YOASOBI
- ちゃんみな
- あいみょん
- Number_i
- Creepy Nuts
- King Gnu
- RADWIMPS
- BE:FIRST
- ONE OK ROCK
- 優里
- Ado
- ヨルシカ
2025年の音楽トレンド:長期的に聴かれる“定着型ヒット”が主流に
2025年のチャート傾向として、一時的なバズではなく、ストリーミングや動画指標などで長期間聴かれ続ける“定着型ヒット”が上位に多く見られた。Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」がその象徴であり、リリースから1年以上経っても人気が衰えない曲として年間1位を獲得した。
Snow Manのデジタル解禁、HANAのSNS発ブレイク、藤井風や米津玄師のアルバム作品の強さなど、音楽の楽しみ方が多様化したことでランキングもよりバラエティ豊かに。2026年もこの流れは続き、新たなスターの誕生やサウンドトレンドの変化が期待される。
まとめ:2025年は“ミセスの圧勝”で幕を閉じる
Billboard JAPAN Artist 100の年間ランキングは、2025年の音楽シーンの流れをはっきりと映し出す結果となった。2年連続の首位、全指標1位という偉業を達成したMrs. GREEN APPLEは、名実ともに今年の音楽界を代表するアーティストといえる。
同時に、back number、米津玄師、Snow Man、HANAといった多彩なアーティストが台頭し、音楽の未来にさらなる広がりを感じさせた一年だった。

